2010年8月21日土曜日

金水引(きんみずひき)


    山野草展で 葉が可愛いので買った 「名無しの権兵衛」 さん。

    ある日 鮮やかな 黄色の花を 伴っての ご登場。

    嬉しい 不意打ちと 言うべきか。

    調べると どうやら ”金水引”

    ええっ、これが 水引? 似ても似つかぬ???

    

    本家の “水引” は タデ科。

    花穂の 紅と白が 名の由来。

    小花を整然と並べ、楚々とした風情の 大人の花。

    すっきりした しなやかな線が、奥ゆかしい。

    ”銀水引” は 花穂が 白のみを 指す。

    静かな 凜とした 趣だ。


    ”金水引” は バラ科。

    金色の小さな花穂を お祝いの熨斗袋につける 金色の水引に

    見立てたもの。

    五弁の 黄色の 愛くるしい花。 暑い中でも 優雅な佇まい。

    小さいが [ 華 ] が ある。


    この両者、共通点が 一つある。

    花後の実の トゲトゲが、衣服や動物に くっついて 子孫を残す

    「 ヒッツキグサ 」 なのだ。


    自然界は 愉快だね。

8 件のコメント:

  1. 葉がかわいいので買った草に花が咲き、おまけに、お目出度いキンミズヒキだというんですから、素敵ですね。

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  2. 長さん
    ご訪問 ありがとうございます。
    長さんと違って 花の名前に関しては
    全くの無知。
    今 一生懸命、 図鑑と 首っ引き。
    一つ覚えたら、一つ忘れる 体たらく。
    情けないけれど 楽しいです。

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  3. ほんと 花も葉も可愛い!
    これも 水引なんですか
    そういえば すーと伸びてるものね。
    かざし山にも たくさんみかけます。
    野草は たくましい。

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  4. "金水引” あまりに 可愛くて
    野草と言うと 可哀想に思えます。
    山野の 道沿いに よく見られるそうです。
    山といえば、頂上めざすのが 目的で
    今になって 悔やまれます。
    まさに 「後悔 先に立たず」 です。

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  5. キンミズヒク 私も取り上げました。
    バラ科 なること すっかり忘れています。
    ただ 覚えているのは 妻に ”この花 知っている?”と尋ねたら ”庭に咲いていますよ” と言われたこと 覚えています。
     年取ると ともかく 覚えられないです。
     歳の せいにするのは 何処やらから 苦情が出そうです。

    キンミズヒキ 野草ではありますが 一輪挿しに飾れば 十分楽しめますよ。

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  6. shuuterさん
    コメント ありがとうございます。
    苦情なんて 誰からも 出ませんよ。
    いつも 前向きな姿勢に 心打たれます。
    この暑さの中、草刈りボランティアなど
    なさって、頭が下がる 思いです。
    一輪ざしの “金水引” 素敵ですね。
    早速 飾ることと いたしましょう。

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  7. おはようございます。
    キンミズヒキもあちらこちらで目にする様になりましたが、先日のオフ会では誰もカメラを向ける人も居なくて可哀想でした。
    そう言う私もその内の一人ではありますけど・・・
    「お家にも連れて行って!」なんて事になったらもう大変ですものね。
    それを山野草展でお買いになられた、たかようじさんってお優しいですね。

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  8. >優しい! というのは 買い被りです。
    単に 何も知らないのですもの。
    北アルプスや 南アルプスで
    沢山の 高山植物に 出会いながらも
    その時は 頂上 目指していて
    ”美しいね”で 終わっていました。
    今、「野の花」に 目覚めたところです。
    ゆっくり、ボチボチの精神で 参ります。

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