2011年6月9日木曜日

ドクダミ

                     ( 植物園へようこそより )





    昨年 6月9日より 始めました 「 のうのう 日記 」

    おかげさまで ブログ開設 1周年と なりました。


    友人との メール延長線と なにげに始めた ブログが

    一年も続いたことに 自分自身が 一番驚いています。

    皆様の 温かい 励ましにも似た コメントに  支えられ、

    画像の借用に 支えられ、 ここまで 参りました。

    改めて 感謝いたします と 共に  今後とも どうぞ

    よろしく お願い申し上げます。




  ” ド ク ダ ミ ”  ドクダミ科   ドクダミ属   東アジア原産

  「 毒矯(た)め 」 に 由来の名。 矯めは 改め、直すこと。

  毒消しや 食あたりに 使ったとされる。 十種の 薬効があり

  「 十 薬 」 の 名も ある。

  4枚の 白い 花びらに見えるは 苞。 その上に 淡黄色の

  繊細な小花が 穂状につく。

  一見は 一つの花に見える 集合花だ。

  葉は ハート形で 表が 暗い緑色、裏が 暗い赤色と 個性的。


     どくだみや    真昼の闇に   白十字

                           川端 茅舎

  梅雨は  静かな心を 取り戻す時。 秘めたる心を蘇らせる時。

  この季節に なると 小さいころ 虚弱体質で いつも 身体に

  腫れものが できていた私に、祖母が ”ドクダミ”の葉を あぶり

  化のうした患部に 当てて 治療してくれたことを  思い出す。

  人によっては 嫌われる 独特の匂いも、 私にとっては

  祖母の 愛情と 重なり、  懐かしく  いい香り。

  花ことばは [ 白い 追憶 ]


  ” ド ク ダ ミ ” は  生命力 旺盛でありながら 、神秘の力を

  持つ、  どこか 不思議な魅力の 薬草である。





















20 件のコメント:

  1. ドクダミの花は白十字、まさに医療・薬にふさわしい草花で
    すね。
    名前は昔から聞き、薬草であることは知っていましたが、花
    を観るのは初めてです。

    <たかようじ>さんは、おばあさんに大変かわいがられたのですね。感謝されている気持ちがひしひしと分かります。

    私は思うのですが、人の成長はその人の育つ環境と周りの人達が大きく影響すると。その人を見れば、親が分かり、友がわかると言われます。・・・・・孟母三遷

    私事ですが、とうとう同窓会の日になり、楽しみです

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  2. H.Kmrさん
    ドクダミは 昔の人の知恵によって見い出され、
    日本の薬草の中で 最も ポピュラーであり、
    最も 効果が 高いものですね。
    おっしゃる通り 私は 祖母に 可愛がられ、
    いわゆる「ばあちゃんっこ」でした。 (笑)
    いよいよ 同窓会、 素敵な 写真を どうぞ
    皆様に ご披露 下さいませ。
    楽しんで いらしてくださいね。

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  3. 44番教室2011年6月9日 14:59

    「どくだみ」・・あくまでも白い花びら・・。
    なのに、決して艶歌では歌われない花。  
     今年も少しばかり干しました。真夏に冷たく冷やして飲むんだ。

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  4. ドクダミは昔から薬草として貴重だったのでしょうね。人家の草叢に生えると根が蔓延って大変になるらしいです。最近八重のドクダミが見られます。

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  5. 44番教室さん
    すっきり、はっきり、きりりとした 美しいドクダミ。
    あくまで 純白な ドクダミ。
    不思議ですね。 日蔭、 薄倖が 似合う花なのに。
    多分 名前が 艶歌向きでは ないようです。
    ドクダミ、ドクイタミ、ドクタメ、ジュウヤクでは・・
    では 口なおしに 素敵な 一句 
      どくだみの花と夏天の鷺と白し
                 ( 山口青頓・雪国 )

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  6. 信徳さん
    そうですね。
    最近は 八重に咲く ”ヤエドクダミ ” が
    人気上昇中です。
    初めて 見た時は  新鮮な 驚きでした。 
    葉に 斑が入る ”ゴシキドクダミ ”は 
    欧米では「 カメレオン 」と呼ばれ、 珍重
    されているとか。

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  7. ブログ開設1年経過ですか。
    私は本格的に植物のブログに取り組んで2年弱です。

    たかようじさんは ドクダミはおばあさんの思い出ですね。
    私は ドクダミは伯母のことを思い出します。

    中学生の頃まで夏休みになると兄とふたりで大江山(鬼退治で有名です)の麓の伯父の家に預けられていました。
    世話になった伯母は虚弱体質でドクダミとゲンノショウコウを常用いたしておりました。

    伯母は昼飯には ナスの塩もみしたものに鰹節をかけたのを出してくれました。今も私の好物になっております。
    ドクダミが咲き出しますと、伯母のことを思い出します。

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  8. たかようじさん
    ブログ開設1周年おめでとうございます。
    これからも高楊枝使いながら、小気味よい切口が一層冴え渡ることと期待しております(笑)。

    わたしもたかようじさんと同じく幼少のころは虚弱で、これまた同じく祖母がいつもわたしを守ってくれました。
    わたしはそのために苦い苦い千振を飲まされたのですけどね。
    十薬の化膿止め、ほんとによく効きますね。
    今でも傷が治りにくい時など貼っています。

    この花姿も、独特の香も、守り神のようで大好きです。

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  9. 開設1周年ですか、おめでとうございます。これからも花にまつわるお話を聞かせて、というのは可笑しいか、書いてくださいね。
    ドクダミ、良く見れば可愛い花ですが、昔の我が家でははびこったドクダミを退治するのが大変だったので、あまり良い記憶はありません。それに臭いですからね。
    でも、よく乾燥すれば薬になると聞いて、ビックリしましたよ。

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  10. たかようじさん、ブログ始めてもう1年になるのですね。早いものです。おかげさまで野草に興味を持つことができ、感謝しています。
    わたしの祖母への思い出は、口数少ない人がはく格言。
    (瓜のつるになすびはならず)(カエルの子はカエル)(地獄でも知った鬼)(能ある鷹は爪を隠す)(天に向かってつばを吐く)
    (親、親足らずとも、子は子足れ)(暑さ、寒さも彼岸まで)
    (桃、栗、三年、柿八年)そして (武士は食わねどたかようじ)
    思いつくままに書き連ねてみましたけど、普通の会話は思い出さないのですが、こんな格言?は事あるたびにふと脳裏によぎるものですね。

     

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  11. ブログ開設一周年おめでとうございます。
    時が経つのって早いものですね。
    益々キーボードの軽快なタッチ音が高鳴ること期待しています。
    たかようじさんにとってドクダミはおばあちゃまとの思い出ですか。私は亡くなってもういませんが田舎の母のことを思い出しますね。ドクダミ茶、煎じて飲まされましたよ。もちろん我慢しましたよ。(笑)元気に過ごせて来たのもそのせいでしょう。感謝してます。
    そのドクダミ茶を乾燥させて今年の夏も作り始めています。知らぬ間に引き継いでいるのですね。(笑)

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  12. ブログの開設一周年経過、まことにおめでとう御座います。
    いつも教養たっぷりな内容は、私にとって実に有意義なものです。
    元来が勉強嫌いで、自分から進んで・・・の気持ちがないですから、たかようじさんの内容はとても勉強になります。
    これからも、色々為になる事を期待しています。

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  13. ブログ開設一周年おめでとうございます。
    「ドクダミ」は、効能のある凄い植物なのですね。
    生でよし 煎じてよし 十種目競技の選手のようです。
    しかし臭いから「魚腥草」とも言われているが、
    「ドクダミ」の生きるのびる知恵だったのでしょう。
    動物に好ん食され絶滅の危機に臭気を発し、生き
    延びたとか、 自然って素晴らしい!!

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  14. shuuterさん
    shuuterさんが 植物のブログに取り組んで 2年とは
    思えません。 熱心で 努力家で、頭が 下がります。
    私は いい加減なので なんとかここまで 辿りついたと
    いうのが 本当のところです。
    ドクダミの花を 見ると 優しかった 伯母様のことを
    思い出されるとは。 伯母様もきっと喜んで いらっしゃ
    ることでしょう。

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  15. ひとえさん
    おばあちゃんっこ同志、 話が 合いますね。
    >この花姿も、独特の香りも、守り神のようで大好き・
    まさに その通り。
    ウン、ウン、と うなづきながらの 返信です。
    ありがとうございます。

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  16. 長さん
    長さんのブログに お邪魔して コメント書き込み
    したら、その日に 「のうのう日記」に コメント
    下さって 感激しました。(昨年 7月28日)
    何しろ いっとう最初の 知らない方からの コメント。
    ありがとうございました。
    ”ドクダミ”は 乾燥させると 無臭になるのですよ。
    安全で 副作用のない 民間薬です。
    ご利用 お待ちしております。 (笑)

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  17. 柿八年さん
    おかげさまで 野の花を愛でる素敵な 楽しみに
    出会えました。
    ご一緒に ゆっくり、ボチボチ 参りましょうね。(笑)
    ことわざは 短い語句に 知恵や 生活の哲学が
    ぐっと 凝縮されています。
    充分に 使いこなしていきたいですね。
    小学生の時 ”天網恢恢疎にして漏らさず”と難しい
    ことわざでしたが、”悪事には必ず天罰が下る”と
    教わり、しっかり 頭に叩き込んでいます。
    変な事は よく覚えるものですね。(笑)

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  18. 庵主さま
    おかげさまで やっと1周年に たどりつきました。
    初めてブログ訪問をし「青谷だより」に ドキドキ
    しながら コメントした事が つい先日のように 
    思い出されます。
    その時 庵主様が 激励下さったこと、深く感謝して
    おります。
    途中で”飛ばしすぎないで マイペースで” と
    アドバイスくださったこと、後に 意味が解りました。
    今後も自分らしくボチボチのペースで 発信したいと
    願っています。
    どうぞ お見守り 下さいませ。 

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  19. saganosanyasoさん
    ありがとうございます。
    ただ 一つ 訂正が ・ ・ ・。
    私は 基本的な教養に欠けていると自覚しているので
    いつも あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ、
    アンテナを 張り巡らしています。
    そして 引っかかったものを 手繰り寄せ、手柄顔で
    ”この話、知ってる?”と 自慢している、困った
    「たかようじ」です。(笑)
    今後とも どうぞお見捨てなくお付き合いくださいませ。

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  20. ぶらり爺さん
    ”ドクダミ”を「十種目競技の選手のようだ」と
    持ちあげてくださり、喜んだら、今度は「魚腥草」 
    つまりは  生臭い魚の 臭気なんて、 ドスンと
    落とされてしまいました。
    でも おっしゃるように 自然界の偉大さに いつも
    畏怖の念を 感じます。 
    花一つ、調べれば 調べるほど 奥深く、 興味は
    つきません。
    「 花 」という 共通の話題で 盛り上がるなんて 
    最高ですよね。(笑)

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