2011年2月28日月曜日

ムスカリ


                        ( 柿八年 さん より )

  ゆり科  ムスカリ属    原産地  地中海沿岸から 西南アジア

  ムスカリの名前は ギリシャ語の ジャコウ(Moschos)に 由来する。

  原種に ムスクの 香りを思わせる 芳香を持つ 種が ある。

  英名は ” グレープ・ヒヤシンス ”。  青紫色の 鈴蘭の ような

  花が ブドウのように 密集して、 花  開くことによる。


  早春、  すらりとした 美しい 緑の 葉の  間から、 ヒョッコリ、

  ツクシンボの ような  つぼみが  顔を出す。

  つぼみは  グングン 大きくなり、 やがて  下部の ほうから

  釣鐘形の  瑠璃色の 花を  咲かせる。

  青紫の  濃淡の、 バルーンのような  スカートの  裾は、

  白い 縁飾りが あり、  フリルの ように   翻っている。 

  スカートの中を のぞいてみると、 白い シベが ちらりと 見えた。

  私は、 花が 半分ほど 咲いた くらいの ツンツン坊主の 時が、

  一番  可愛くって、  大好き。 

  ムスカリが 群生している様は、 わんぱく坊主が 頭を寄せ合って

  ヒソヒソ 、ガヤガヤ、 なにやら  悪だくみを  しているようで、

  これまた  愛らしい。

  そういえば オランダの、 広い、広い  キューケンホフ公園で 

  色鮮やかな チューリップと  競うように、 色や 形の  異なる

  ムスカリ坊主たちが、 それぞれの仲間の 応援  受けながら、

  頭を 突き出して、 一生懸命   駆けっこ していたよ。

  風が さやさやと 吹きわたっていて 気持ち よかったなあ。

  

  

  

13 件のコメント:

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  2. ムスカリが早や咲きだしているのですね。
    庭にムスカリがありますが、まだ姿をみせまん。

    ムスカリをわんぱく坊主に譬えられていますが、まさにズバリですね。
    わんぱく坊主がヒソヒソと相談しております。
    ”あそこのイチゴ畑の イチゴ食べにいくぞ”とはやしたてております。

    幼稚園に通う頃 白いえぷろんに赤色をにじませ、畑のおばさんにしかられ ベソをかいたことありました。

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  3. ムスカリ、思い出しますよ。6年ほど前まで住んでいた家の庭で、梅の花がすっかり散った頃、そのウメの根元を取り巻くように青い花が咲き出しました。何の手入れもしないのですが、こぼれ種で毎年咲いてくれるのが健気でした。

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  4. shuuterさん
    例の コメントの スパム 自動検出とやらで、ご迷惑
    おかけしました。外出していたので スパムの 解除が
    遅くなったようです。コメントは 必ず、入りますので
    知らん顔していて下さい。 何度も 手を 煩わせて
    恐縮です。ごめんなさい。
    さて ムスカリを わんぱく坊主との 喩えを 
    喜んで 下さって嬉しいです。 見れば 見るほど
    そう思えて ならなかったのです。
    shuuterさんが イチゴを 盗み食い? していた
    シーンを 想像して 一人 笑っております。
    今となっては 愉快な 思い出 ですね。 (笑)

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  5. 長さん
    ムスカリは 一見すると 地味な花です。
    ムスカリの球根は 日当たりが よければ 丈夫で 
    ドンドン 増えるようです。
    群生していると 迫力が あって 素敵な 花だと
    思います。
    瑠璃色の 花が 好きだから、 余計に 愛らしく
    感じるのでしょう。

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  6. 京都よりも、少し早い春が訪れているようですね。
    とても爽やか、そして清潔感溢れる花ですが、小グループで咲いているところなんかに遭遇すると、気持ちのいいものです。
    私も雪解けのスキー場へ、早春の写真を撮りに出掛ける事がありますが、このムスカリが上手い具合に群生している姿は、雪が残り少なくなったスキー場に良く似合いますね。

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  7. 此方は、5月中旬頃、青紫色のムスカリのカーペットの中に、チューリップの鮮烈な色彩が浮かぶ百合が原公園に写真を撮りに行くのを思い出します。今年も撮りに行こう~と!!

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  8. saganosanyasoさん
    お返事 遅くなり、ごめんなさい。
    ちょっと 留守をしていました。
    ムスカリは 可愛い 雰囲気ですが、意外に 丈夫で
    寒さにも 強いらしいですね。
    雪が 少なくなったとはいえ、白銀に輝く スキー場に 
    ムスカリの 青紫色の 花の 群生は、 さぞや 
    美しいことでしょう。

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  9. ぶらり爺さん
    昨年の 百合が原公園の ツーリップと ムスカリの
    画像を 拝見しました。
    多種多様な 美しい ツーリップの 華麗さを 一段と 
    引き立てている、 瑠璃色の ムスカリの 群生。
    見事でした。
    今年も ぜひ 見せてくださいね。
    楽しみに しています。

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  10.  昨日3月5日の、朝日新聞朝刊に掲載された、落合恵子さんの連載エッセイの、一部分の転載ですが、、。
     
    <「赤や黄やオレンジの花の間に、ムスカリの深い青紫があると、ほかの花の色が一層鮮やかに引き立つねえ」
     遠い春、母は言った。
    「ほかの花を引き立てるために、お母さん、あなたは咲いていたの? そうではないよね? 
     あなたはあなたのために咲いたんだよね?」。俯き加減に微笑む母の遺影に娘は訊く。(中略)
     母が母自身のために咲いてくれた時、娘は安心して飛び立ち、今度は自分の花を咲かせることができるのだから。
    (後略)>  

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  11. 44番教室さん
    ムスカリは 他の植物と 一緒だと、 お互いに
    引き合いますね。
    ただ、背は 低いし、 花の 姿も 色合いも 
    控えめで、自己主張が 強いとか、華やか とは
    みえません。 
    でも その分、 人一倍  静かな 情熱を 
    持っている 花だと、 思います。

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  12. >ツクシンボのようなつぼみが顔を出す

    今年はわが家のムスカリたちはお寝坊さんのようで、まだ葉っぱだけです。
    他の花と比べてしまうと脇役に見えてしまうのかもしれませんが、ムスカリちゃんはそんなこと気がついてもいない・・というか考えてさえもいないのかも。
    お気に入りのブルーのスカート翻し、ララララランと鼻歌歌っていそうです。

    白いムスカリもあって、それもまた可愛いですね♪

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  13. ひとえさん
    私、キューケンホフ公園で、ムスカリの 花々を
    見るまでは 青紫色 一色しか 知らなかったの。
    黄色のムスカリ、 ブルー、バイオレット、ピンク
    上が 青紫で 下は 紫、 そして 白。
    葉が 幅広だったり、花が 八重だったりと、多くの
    種類に 驚き、 あきれました。
    普通の ムスカリが 好き! そして 白は、独特の
    魅力があり、 可愛い! です。 

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