( 柿八年 さん より )
ゆり科 ムスカリ属 原産地 地中海沿岸から 西南アジア
ムスカリの名前は ギリシャ語の ジャコウ(Moschos)に 由来する。
原種に ムスクの 香りを思わせる 芳香を持つ 種が ある。
英名は ” グレープ・ヒヤシンス ”。 青紫色の 鈴蘭の ような
花が ブドウのように 密集して、 花 開くことによる。
早春、 すらりとした 美しい 緑の 葉の 間から、 ヒョッコリ、
ツクシンボの ような つぼみが 顔を出す。
つぼみは グングン 大きくなり、 やがて 下部の ほうから
釣鐘形の 瑠璃色の 花を 咲かせる。
青紫の 濃淡の、 バルーンのような スカートの 裾は、
白い 縁飾りが あり、 フリルの ように 翻っている。
スカートの中を のぞいてみると、 白い シベが ちらりと 見えた。
私は、 花が 半分ほど 咲いた くらいの ツンツン坊主の 時が、
一番 可愛くって、 大好き。
ムスカリが 群生している様は、 わんぱく坊主が 頭を寄せ合って
ヒソヒソ 、ガヤガヤ、 なにやら 悪だくみを しているようで、
これまた 愛らしい。
そういえば オランダの、 広い、広い キューケンホフ公園で
色鮮やかな チューリップと 競うように、 色や 形の 異なる
ムスカリ坊主たちが、 それぞれの仲間の 応援 受けながら、
頭を 突き出して、 一生懸命 駆けっこ していたよ。
風が さやさやと 吹きわたっていて 気持ち よかったなあ。