
( 写真は くじゅう連山に 咲く花 より )
秋の野や 道端で すくっと ひときわ高く、 大型で、 目立つ花。
春に咲く ノゲシに 似ていて 秋に咲くので ” 秋の野芥子 ”
ハルノノゲシは 葉が 茎を抱き、 花の色は 濃い黄色である。
アキノノゲシは 葉は 茎を抱くことはなく、 花の色は 淡黄色。
大陸からの 帰化植物らしい。 どうも 邪魔者扱いの 花だ。
花は 昼間咲き、 夕方には 萎むが、 曇りや雨に日には 開かない
偏 向 者。
茎は 太いが、 柔らかく、 風などで倒れても なかなか折れない
強 情 者。
茎は 直立し、 上部で 枝分かれ する。
そして 茎の先に 円錐状に 頭花を 多数 つける。
淡黄色の 花びらに 黄色の しべが、 優しい色合いで 美しい。
ちょっと 寂しげで 儚げに見える 花。
花ことばも そのまま 「 控えめな人 」 と なぜか 「 幸せな 旅 」。
でも 私には ” 子宝に 恵まれた 幸せな女性 ” に みえる。
赤ん坊を 背におぶい、 一人の幼な子の 手をひき、 お兄ちゃんは
その前になり 、後になりながら、 歩いている ・ ・ ・ イメージだ。
もう とうの昔に 忘れられた 情景、 おかあさんの ねんねこ姿。
あの 幸せな ひとときを 想う。