2010年9月26日日曜日

杜鵑草(ほととぎす)




    秋風が ゆっくりと 吹いてきたら  、私の出番。


    ぷっくり、ぷっくり  つぼみを 広げて 花を咲かせるのよ。




    日本で 育った友は  ” ほととぎす ”  と言うの。


    花の 斑点が  鳥のホトトギスの 胸の斑と  似ているから。


    渋い色合いの 上品な趣が  [  侘び・寂びの世界 ]  に


    ピッタリで、 秋の茶花としても  一級品。


    だから あの子は 少々  気取り屋さん。




    イギリス生まれの  私の名は  ” ひき蛙 ”


    花の こぶが、 蛙の背に 似ているからですって。


    そう?  そう見える?


    イギリス人て  皮肉屋で、 ジョーク大好き。


    名付け親としては  ひとひねりした 名のほうが 面白いと


    思ったんだろうね。


    おかげで 私は  愛嬌があって  おしゃべりなの。




    あ~あ  私も 日本で 生まれたかったなあ。


    交換留学生の システム、 ないのかな。


       

    


    

14 件のコメント:

  1. 日本人と西洋人は感性に大きな違いがありますから、花の和名と英名を比べてみると面白いですね。

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  2. 長さん
    >感性に大きな違いがある・
    その通りですね。国、国民性の違いが
    植物の名 一つにも 現れますね。
    偶然 そういう名に 出会うと
    「ラッキー!」 と嬉しくなります。
    今度は 何の 花かしら?

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  3. 今晩は!ホトトギスは5種類しか見たことが有りません。「日本固有種が10種類もありホトトギスの日本原産は間違いないでしょう」と説明書にありました。見れば見るほど味あいの有る花ですね。ネーミングも素敵です。

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  4. 同じ花でも和花と洋花では微妙に感じが違いますね。
    花の名前となると更に受け止め方の違いが出るのですね。
    この頃野山を歩いていると、可憐な姿で挨拶してくれます。

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  5. 信徳さん
    ホトトギスの種類 <日本固有種が10種類・・
    とは 驚きますね。
    「ホトトギス」「ヤマホトギス」「ヤマジノホトトギス」
    の 3種類しか 知りません。
    ”ヤマホトトギス”の 反り繰り返った花びらの
    愛嬌たっぷりの 様子が 面白く、好きですね。

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  6. ひとえさん
    よく 野山を歩かれていますね。
    あなたの ”花パシー ”に ホトトギスも
    ピッ・ピピッ と 反応している 様子。
    お茶目な花に 目のない私としては とても
    嬉しいです。

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  7. 『あ~あ 私、日本で千年も万年も生きたいわ!』
    ”ホトトギス”という漢字表記あるある。驚き!!

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  8. ぶらり爺さん
    そうなんですよ。 驚きです。
    万葉時代の 花として 紹介されています。
    残念なことに 万葉の人は ”杜鵑草 ”を
    あまり 愛でなかったようですね。
    いくら 調べても 歌が ないのです。
    誰か 知っていたら 教えてくださいね。 

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  9. こんにちは。
    先日庭の草取りをしていたら、やたらと杜鵑草が増えていて、蕾がぷっくりぷっくりと膨らんでいて、もう杜鵑草が咲く時季になったのかと、つい最近まで猛暑だった夏を思い出しておりました。
    国民性でしょうか同じ花でも随分感じ方が違うのには驚かされます。

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  10. kako狸さん
    kakoさまの ご自宅の お庭は、 きっと 広くて、
    山野草などへの ご趣味もあり、 沢山の 花たちが、
    押し合い、圧し合い、kakoさまに 愛でてもらおうと 
    競争している 様子が 目に浮かびます。
    ”杜鵑草 ”も その一人に 違いありません。
    猫の額の 庭の 私には、 羨ましい限りです。
    でも、広い庭は 私にとって ”猫に小判 ”の事でしょう。

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  11. こんばんは!
    僕もホトトギスは好きな花の一つです。中でもジョロ系ホトトギスが好きで幾つか鉢植で育ってますが、なかなか多くの花を付けてくれません。今年は特に花付が少ないみたいですね。

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  12. ちーぼうさん
    植物に詳しくない私は 急いで”ジョロ系”なるものを
    調べました。「 上﨟杜鵑草 ] のことで 上﨟の前に
    地名の 紀伊、駿河、相模 とつくのですね。
    黄色の 釣鐘形の お花で、すべて 絶滅危惧種に指定
    されているそうで、自生では お目にかかれないようです。
    ちーぼうは 若いのに お花の趣味は なかなか 高尚で
    地味ですね。(笑)

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  13. 『中国生まれの私は、「油点草」と呼ばれているそうですね』と聞こえてきました。(笑)
    お国が違えば、花を愛でる人の気持も少しずつ違ってくるのでしょうかね。花の名前を付けた訳を、聞けば聞くほど興味深いものがあります。
    我が家の庭の“台湾杜鵑草”は、まだまだ蕾も固そうです。開花は10月の終わりの頃でしょうかね。今年は何もかも花の世界は異変だらけのようです。

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  14. 庵主さま
    ”油点草 ”と伺い、私は ”ランプ”と思いこみ、
    灯心に 火をつける様まで 想像していましたが
    念のため、ネットで調べると、「 中国では 葉に
    斑点があるグループを まとめて ”油点草”と
    称する。 油点草とは 斑が 油の滲みに 見える
    ことよりの意。」だそうで、感覚の 相違に
    またまた 気付かされました。 面白いですね。

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