秋は 夕陽が いいですね。
山の端に 力なく沈む 陽を浴びて、かすかな 黄みを帯びた
空気が 漂っている。
斜光を受けて 稲穂が 金色に輝き、ススキが 銀色にそよぐ。
水引草の 赤い実が 楚々として 可愛い。
「 旅の 宿 」 作詞 岡本 おさみ
作曲 吉田 拓郎
浴衣のきみは 尾花(すすき)の かんざし
熱燗徳利の 首つかんで もういっぱい
いかがなんて みょうに 色っぽいね~
この曲を聴くと あたり一面 秋の気配が 立ちこめる。
でも しだいに 落ち着かなくなる。
「薄のかんざし?」 ススキは 堅くて 手で千切れない。
縁も 鋭く、 肌を傷つける 恐れも あるぞ。
第一 「熱燗徳利」 なら、もう初冬だろう。 その頃のススキは
太くて 重い。 無理、 無理。 きっと カヤツリクサを 編んで
髪に 挿したんだ。単に語呂がいいので ススキにしたんだよ。
待てよ、「浴衣」 ってことは 夏? いや どこかの 温泉宿か。
などなど 野次馬根性 丸出しで、 折角の 爽やかな 秋の
情景が ぶちこわし。
今日のブログを拝見して 私は 島崎藤村 ”初恋”を思いだしました。
返信削除まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思いけり
たかようじさんは ”旅の宿”を連想されました。
わたくしは ”初恋”を思い起こしました。
やはり 年齢の差でしょうか。
ススキの穂が美しくたなびく頃となりました。
お月見はいつ頃が よろしいのでしょうか。
shuuterさん
返信削除shuuterさんのほうが、私よりぐっと純情なの
でしょうね。 残念ながら 認めます。(笑)
昨夜 空を見上げると”皓皓たる 上弦の月”
あまりの美しさに しばし見惚れました。
この「旅の宿」の3番の歌詞の ”上弦の月”を
思い出し、記事にしました。
満月の お月見は この23日、秋分の日。
彼岸のお中日です。晴天を祈りましょう。
吉田拓郎の「旅の宿」にずいぶんツッコミを入れましたね。言われてみればその通りなんですが、よく歌いましたよ、この歌。
返信削除長さん
返信削除お友達、あるいは 女友達をまじえての
飲み会に、ピッタリの 歌ですもの。
今のように カラオケのない時代、
手拍子? それとも 本格的にギター
弾いたり なさったのでしょうか?
歌詞に 感情移入して お歌いに
なられたことでしょう。
二日間の雨が上がったらすっかり秋になりました。ススキの似合う良い季節です。何処からか虫の音が聞こえて来そうなススキの画像です。
返信削除信徳さん
返信削除今朝の 信徳さんの ”銀色の ススキ、
紫の ノハラアザミの 配色 美しく
幻想的で 本当に クラクラッと
きましたよ。
秋の 風情ある写真を 沢山 見せて
くださいね。
楽しみに しています。
みょうに色っぽい・・
返信削除この薄の画像もまさにそうですね~。
モノトーンかと思ってよくよく見れば、瑞々しい緑やピンクのラインが美しいラインを描いていて、それがどっきりするほど色っぽいです。
ひとえさん
返信削除この画像 随分前に取り込んでいたものです。
自分のススキに対する想いが、この一枚に
凝縮されている気がして・・。
ブログのことなど何も知らない時でした。
”一枚の写真” 懐かしい思い出を引き出して
くれたり、別の世界へ 誘ったりと 素敵です。
私は 写真での表現という手段を断念しました。
自分の想いが伝わるものが 撮れないのです。
ひとえさんの画像の世界・はひとえさん自身
だと 感じます。うらやましいです。
綺麗なすすきもやがて「散るすすき
返信削除寒くなったが 目に見ゆる」 一茶
北風がすすきのなびきに寄せられて
駆け足でやって来るのでしょう。
今日の窓から入ってくる風は寒いくらい
の風です。 ああ~ 夢がないな~
ぶらり爺さん
返信削除札幌では、秋から冬へと 一足飛びなのですね。
すすき= 寒い と連想していくのでしょう。
北九州では、晩秋の ”枯れすすき” も
情趣があって 人気が 高いのです。
何しろ 秋が長いのです。そのかわり 今日も
32℃と 一仕事しては 汗をぬぐっています。
こんばんは。
返信削除いつもコメントを有難うございます。
暫くお訪ねするのをサボっておりました。どうもすみません。
今年は猛暑の夏を引きずりすぎて、秋の気配も今日お彼岸に入ってやっとです。
“暑さ寒さも・・何とやら”の言い伝えもどうやら辛うじて滑り込みですか?ススキも今年はまだピンときませんね。
でも、写真のススキはさすがです。それに拓郎さんの唄も色っぽくて最高です。もうすっかり温泉宿の本人になりきっちゃって、秋の気分となってます。
2010年9月20日23:00
「旅の宿」の歌詞 "尾花の簪"になってるので、おオッ! と思ったものです。作詞は岡本おさみ。その頃(s47)髪を長くしてたので、ススキを抜いて適当な長さに切り、髷に挿して試してみると、茎が硬いし穂はゆれて、かんざしそのものでした。
返信削除その後「昭和枯れすすき」も流行りましたが、やはり私の場合は、野口雨情・作詞 中山晋平・作曲の「船頭小唄」をイメージしてしまいます。
庵主さま
返信削除この”薄”の記事 汗ダラダラで 書いていました。
ただ ススキの画像を見て、夜空の 皓皓たる月を
眺めて、少しでも 秋の気配を 感じて 戴ければ
涼しくなるかなあと思い、UPしました。
それにしても 暑い日々ですね。
44番教室さん
返信削除さすが、44番教室さん 実際に ススキを
かんざしに・・・ 恐れ入ります。
ただ あなたは 豊富な 黒髪の 持ち主、
私は 貧弱な サラリ髪(その当時)で
考えただけで 無理 でした。
森繁久弥さんのペーソス溢れる「船頭小唄」
抒情歌 として 一級品ですね。
おはようございます。
返信削除今年の酷暑も去り、ススキの穂が風になびく季節になりましたね。
箱根仙石原でも見渡す限り一面のススキ野原が銀色の波を打っている事でしょう。
今年は見に行かれそうにありません。
kako狸さん
返信削除北九州にも 数日前より、やっと 爽やかな秋が
やってまいりました。
お月さまに ススキが 似合う季節が 嬉しくて
たまりません。
仙石原の ススキ野原は さぞ素晴らしい光景
でしょうね。
こちらでしたら 久住とか 阿蘇が 美しいですよ。