白い花は 清楚で 美しいし、 冬の 赤い実も 素敵! などと
褒められるけれど、 皆と 横並びじゃ、 つまらないわ。
私のことを 知りたい! 逢いたい! と 思わせるためには
まずは ネーミングが 大切。
そこで 私は 名前を ” 冬 青 ” と 書いて、 ” そよご ” と
読ませるように したの。
風の便りにでも ” そよご ” と いう 響きを 聴くと、
「 澄みきった 青空を バックに、 爽やかな 風に 長い髪を
なびかせている 美しい乙女 」 を 想って、ゾクゾクするでしょう。
実際は、 葉っぱが 風にそよいで 音を立てているので ふと
思いついたのよ。
次に 出会った時の 印象が、 ロマンチックで なければ、 駄目。
赤い実を 輝かせながら、 ふっくらした 深緑の葉の ベッドに
そっと 寄りかかっているの。
王子様が 迎えに 来てくれるのを 待って いるかのように
頼りなげに、 物憂い 表情で ・ ・ ・ 。
そんな シーンを 演出 したのだけれど、 どうかしら?
お気に召して いただけたかしら?
私は 生まれながらの 詩人。
ブランコのように、 ユラユラ 揺れながら、 いろいろ 夢 見るの。
( 写真は 季節の花 300 より )
白い花の咲く頃鳥たちが言いました。「なんて可愛い花なんだろう。きっとこれは実になればもっと可愛くなるだろう」案の定、青い実が黄色くなり赤くなりました。数日してある日ヒヨドリが何処からともなく飛んで来ました。そして前からソヨゴの実を狙っていた鳥たちをけ散らせてソヨゴを一人占めにしたそうな。怒ったソヨゴはヒヨドリに飲み込まれた後にヒヨドリの腹を蹴飛ばしてヒヨドリを虐めました。それからと言うものヒヨドリはソヨゴを食べないとさ?
返信削除信徳さん
返信削除パチ、パチ、パチパチパチ!
素敵な 楽しい お話、 ありがとうございます。
先日 信徳さんのブログへ コメント投稿の 際、
”鳥の目になって”と 書き込みましたが、今回は
”鳥”に なって下さり、「 冬青 」 花物語の
別バージョンが 出来て 嬉しいです。
どこかに 公開したいなあ。
こんばんは ソヨゴ”冬青”はいい名前をもらいましたね。
返信削除冬に青い葉を付ける樹木が多いのに 名づけ親に紅い実をプレゼントし喜んでもらったのでしょう。
冬の青空に長い髪なびかせたたずむ乙女”冬青”よ いつまでも爽やかであってほしいです。
小学生のころから"植物好き"を自認していましたが、このブログを見はじめて、知らない植物の多さに冷や汗かいてます。でも毎日ワクワク楽しみです。
返信削除「冬青」(そよご) なんと素敵なネーミング! 白い花、モチ科なら小さくてもきっといい香りがするはず、、。長い軸の先に真紅の実、大きめのヘソ、すべすべの葉。実物を知りたい! 実物に逢いたい! 「そよご」のかわいい計略に
すっかりはまっちゃった。 それもそのはず、樹皮からは"トリモチ"が採れるんだそうです。
そよごという風流な名前をもらったんですね。でもどうして冬青なんでしょうね。常緑樹だからでしょうか。
返信削除ところで、冒頭の写真ですが、「季節の花300」ではなく、岡山理科大学植物生態研究室(波田研)のホームページに載っているものです。
”詩”と私、殆ど縁のないところですが、記事を読ませていただけるだけでも、心穏やかになれそうです。
返信削除前記事にもコメント書かせていただいたのですが、上手く反映していないようで改めて、こちらのほうに書かせていただきました。
上手く反映したらいいのだけど、どんなんかなぁ~。
それに、私目の「気まぐれホームページ」を見ていただき、本当に有難う御座いました。
写真しか脳のない私ですが、少しでも京都嵯峨野界隈の風景などを紹介できたら、って思いで写真をUPしています。
これからも宜しくお願いします。
長さん
返信削除ご指摘 ありがとうございました。
寒いのに 冷や汗が 出ました。
随分前 波田研さんの ホームページの 写真に
魅了され、取り込んでいたものです。(名無しにして)
画像は 使用禁止なのに、この記事 UPの時、
つい うっかり 掲載してしまいました。
早速 画像 変更 しました。
本当に ありがとうございました。
shuuterさん
返信削除”冬青 ” は 本当に 素敵な 名前ですね。
名付け親は きっと 詩心のある 方だったのでしょう。
”そよご ”と 言うたびに さやさやと そよ風が
吹いてくる 気持ちが いたします。
いつまでも 夢を 見させて 欲しいですね。
44番教室さん
返信削除>トリモチが・・・ 採れるのですか?
それは 知りませんでした。 面白い 話です。
”冬青 ”は ソロバン玉や 玩具に 用いられる
らしいですよ。
葉は、「さやご染め」という 紅色の染料として
利用されたことも あるのですって。
見た目も 愛らしく、実用もOKなんて、欲張り
ですね。 (笑)
saganosanyasoさん
返信削除拙い記事を 読んで戴くだけでも、嬉しく思いますのに
>心 穏やかに・・・などと ありがたい コメントを
頂戴し ない頭を 振り絞っている 私は、 勇気凛凛、
また前へと 頑張れます。
ブログの会社の関係でしょうか、saganosanyasouさんの
コメントから ヒューと ひとっ飛びで「 気まぐれ
ホームページ」へ 行けますので、 きっと 皆さん
見てくださっていると 思います。 ただ、コメントは
書けないわ との 方が 多いので、その点 ご了承
下さいませ。 よろしく お願い致します。
この作品、芥川賞、直木賞 どちらなのかと
返信削除考えるのも愉しいことです。
「考えさせられる草花の名」良くとりあげる
で賞になるのかな?
ぶらり爺さん
返信削除芥川賞、直木賞 今回は 共に ダブル受賞でしたね。
最近は 作品そのものもですが、 個性豊かな 略歴
などが クローズアップされて、面白いですね。
私 この度 ぶらり爺さん 主催の ”考えさせられる
草花の名、よくとりあげるで賞”を 受賞致しました
こと、 光栄に 存じます。 これからも 精進し、
皆様に 楽しんで頂けるよう 全力投球で 参ります。
本日は 誠に ありがとうございました。(笑)
ほとんど草花の名前を知らない私ですが、これは見たことがあります。
返信削除目で見て『冬青』、耳で聞いて『そよご』ですね、粋な名前と読ませ方、感心しました、名づけた人はきっと粋なお方なのでしょうね。 風に長い髪をたなびかせる乙女としたたかようじさんも粋なお方ですね!
そよご・・たかようじさんのお話のまんまの存在感ですね~。
返信削除その頼りなく儚げな風情が鳥たちの心を捉えるのでしょうか?
実生でいっぱい増えるのか、そよごの周りには小さなそよご候補生がいっぱい・・。
ほどよい実付きがヤブコウジにも似て好きな植物です。
大空 友さん
返信削除>たかようじさんも粋なお方・・・
バンザ~イ、バンザ~イ。ありがとうございます。
私 昔から ”粋な女”に 憧れていたのです。
現実が がさつな女としても、せめて このブログの
中だけは、”粋で お洒落な女”を 夢みさせて
下さいな。 でも よく考えたら、比喩が 粋だと
おっしゃったのですよね。 残念でした。(笑)
ひとえさん
返信削除私が この ”冬青””藪柑子”を 好むというと、
友人たちが「へえ~?」って 不思議そうに 顔を
みるのですよ。 失礼だと 思いませんか。
楚々として >頼りなげに、儚げに・・・なんてのは
似合わないと 思いこんでいるのです。
人は 見かけによらないものだと、しっかり 学習
してもらわなくては なりません。
そのためにも この 路線で 頑張ります。(笑)
こんばんは。
返信削除漢名は「冬なお青し」で常緑の葉っぱの色からの命名ですね。植物はどうしても花や実が目だって主役になりがちですが、この命名者は年中衰えをしらぬ葉っぱに敬意を払ったのでしょうか。でも「ソヨゴ」と同じモチノキ科にやはり赤い実をつける「タマミズキ(小果冬青)」なるものがありますが、これは落葉するのですね。だんだん分からなくなってきましたねぇ。植物の名前って不可解で奥深いですねぇ。(笑)
庵主さま
返信削除「 タマミズキ(小果冬青)」の 存在、教えて戴き、
ありがとうございます。
植物の 世界は 果てしなく、間口が 広く、
奥が 深い ですね。
その入り口で チョロチョロ する毎日ですが、
”植物の 名前 ”に 特別な 魅力を 感じています。