
” スノードロップ ” ヒガンバナ科 ガランサス属 南欧 原産
早春、 しずくのような 形の 白いつぼみを 吊り下げて、 咲く。
日中は 3枚の 白い 花弁が 開いて、 緑色の 斑の 入った
花弁が 顔を出し、 夜になると 花を 閉じる。
英国では 「 二月の 美しい少女 」 とも 呼ばれているそうで、
” ドロップ ” は、 16~17世紀の ヨーロッパの 女性が つけた
耳飾りのことで、 この花が 耳飾りに 似ていることに 由来する。
別名 ” 雪 の 花 ” ” 待 雪 草 ” ” 雪 の 雫 ”
画集で フェルメールの 「 真珠の 耳飾りの 少女 」 を 初めて
見た時、 すぐに ” スノードロップ ” を 思った。
それからは 花を 見る度に、 少女を 想い、 いつか 本物の
絵に 出会いたいと 願っていた。
その願いが 叶ったのは、 2008年 4月、 オランダ ベルギーの
旅 での こと。
「 真珠の 耳飾りの 少女 」 は、 オランダ ハーグ の 優美な
マウリッツハイス美術館に 飾られており、 気品あふれる オーラを
放っていた。
初々しい 恥じらいを 秘めた 大きな 瞳。
あどけないが、 意志の強い 情熱的な 瞳。
真珠の 耳飾りが 柔らかな 光に 反射して 輝いている。
絵の前に 立つと、 静寂と 安らぎの 不思議な 感覚を 覚える。
どのくらいの 時間、 うっとりと 見つめていたのだろうか。
我に返ると、 他の見学者は 去り、 「美しい少女」 を 独り占め
していた。
これぞ まさに, [ 至 福 の 時 ]