キク科 ハナカンザシ属 オーストラリア原産
別名 ”ペーパー・ディジー””ヘリクリスム・スプリフォリウム”
「 えっ、 花かんざし? 」 と 言いたくなる 紅紫色の
小さな、 小さな、 愛らしい つぼみ。
これが だんだん 膨らんで、 白いつぼみとなり、 やがて
仄かな 紅色を 一部 まとっての 真っ白な ふっくらと
した 美しい つぼみとなる。
そして 白いつぼみの 外側から むけるように、 ひらり、
ひらりと 花びらが 一枚ずつ 広がっていく。
花の 真ん中には なにやら 黄色が 見え隠れしている。
完全に 開ききるまでの なんと 待ち遠しいことか。
純白の 花びらは まるで 紙のように 薄くて 軽い。
触ると カサコソ 音が する。
和紙のように 水に濡れても 大丈夫! と いうのではなく
表面が ツルツルの 光沢のある 洋紙、 そうだ、
[ コ ー ト 紙 ] の イメージだ。
花が 開くと、 中心には 黄金の冠を 戴いており、 甘い
香りが 漂ってきた。 これで ” 花 簪 ” の 出来あがり。
この花は 清楚で、 可憐で、 初々しい。
美しい乙女の 恥じらいのような 花。
” 冬の 妖精 ” なんて 素敵な 呼び方も あるとか。
舞妓さんの 花かんざし、 三月は <菜の花> <水仙>
こちらも 花に 負けず劣らず、 可愛いね。
(写真は 「想いのままに・・・(群馬発) 信徳より」 2011.01.21 )
「スターチス」と同じく、開いた時からすでにドライフラワー。「貝殻草=ムギワラギク」と同じ花ですよね?
返信削除「花簪」の名前は、工芸品を思わせる手触りから名付けられたのでしょうか? 今度出会ったら、甘い香りを楽しんでみましょう。
44番教室さん
返信削除ムギワラギクは テイオウカイザイクの 別名で
キク科 ヘリクリサム属らしいですよ。
オーストラリア原産で 乾燥に強いのは 同様な
性質のようです。
”花簪”は 流通名で 上手い命名だと思います。
初々しい 乙女の黒髪を飾る 簪の イメージ
そのものですものね。
「想いのままに、群馬発」紹介有難うございます。群れて咲く様はまるでオテンバ娘のリボン。一人寂しく咲く健気な花簪が愛らしい。この植物は一人ポツンと咲くのは難しそうですね。初々しいのが素敵です。
返信削除咲いた時からドライフラワーのような花ですよね。
返信削除舞妓さんの花かんざし、最初は小さな花が垂れ下がったもの、次に小さな花がこんもりと、更に、大きめな花が一輪と、経験年数によって変化するんだそうです。
写真の花かんざしは、さしずめ、舞妓さんの2年目といったところでしょうか。
信徳さん
返信削除夢見る夢子さんのような 可憐な ”花簪 ”の
画像の お陰で、文章が 光ってきた 気がして
大満足です。(笑)
ありがとうございます。
これこそが 本当に 「孫にも 衣装」ですね。
>群れて咲く様は まるでオテンバ娘のリボン・
その通り。 元気が良くて 白い花を いっぱい
咲かせてくれる 陽気な 性格が 魅力的です。
長さん
返信削除さすが 舞子さんの 花簪にも 詳しいですね。
1月~12月の 季節感 溢れる花を 取り入れた
カンザシは 京都の 風物詩 でもありますね。
日本人の 素敵な 感覚が 伺えます。
いつも 舞妓さんの 着物姿に 見惚れていましたが
これからは 髪型や、カンザシにも 目を光らせねば
成りません。 ああ、忙しや。 (笑)
「花簪」原っぱで子供達が草花で、かんざしを
返信削除作って、髪に飾り 戯れ駆け回っている様子が
連想される。
今は、髪を飾るのは色で、簪ではないようですな・・
また、「坊さん簪買うを見た」の歌も思い出します。
ぶらり爺さん
返信削除私達は お茶のお稽古などで 着物を着ることが多く、
髪はアップにして べっ甲や 蒔絵の簪を付けていました。
今は 成人式などで 見かける 派手で 大ぶりの
コサージュ・髪飾りへと 変わったようです。
簪の文化は 花柳界などでしか 生き残れないのでしょう。
ペギー葉山の よさこい節 「土佐の高知の~ ~ 」の
明るい 楽しい声が 甦ってきました。(笑)
私まだハナカンザシを見たことないのです。
返信削除想像力が乏しいのでしょうか、1枚の写真からでは
所謂 ”はなかんざし”のイメージがわいてきません。
話は外れてしまいますが、はなかんざしの言葉より”花ぐし”の言葉が思い出しました。
初恋 島崎藤村
まだあげそめし前髪の
リンゴのもとに目えし時
前にさしたる花ぐしの
花ある君とおもいけり
中学校の国語の先生が 夏季講習で いろいろな有名な文章をプリントして配布してくれました。
平家物語 徒然草等の前文 初恋もはいておりました。
不思議と今も記憶いたしております。
若い時に覚えたものは忘れませんね。この先生のことも思い出します。
私音痴でカラオケだめですが、この初恋だけはすきで歌えるのです。
たかようじさんのブログの記事から外れ申し訳ありませんでした。お許しを。
shuuterさん
返信削除ハナカンザシを ご存知なくて このコメント、
驚きました。 ドンピシャですもの。
「 初 恋 」の この詩が、 まさに 花簪の
花の イメージなのです。
素敵な恩師との 出会いは、 一生の宝ですね。
shuuterさんが、 少し はにかみながら、
初恋を 歌っている シーン、 いいですね。
ハナカンザシは関西では少ないのか、観たことがないのでインターネットで勉強と調べてみました。蕾の状態はどこかで見たような気も。
返信削除関心なしで見過ごしているだけと叱られそうですね。
3月中の花なのですね、探鳥を兼ねて植物園へ行きますので気を付けます。
H.Kmrさん
返信削除私も 花の名前は チンプンカンプン。
”ハナカンザシ”は 信徳さんの ブログで 出会って
興味津津。 たまたま 苗屋で見つけて 早速 購入。
観察しながら、 開花を 見届け・・・ と 毎日
楽しんでいます。 園芸種です。
花期は 3月~5月らしいです。
不思議な事に 他の方の ブログ( 野の花 関連 )で
気になる花を チェックしていると、 花の方から
やってくるのです。 意外な展開に 驚くことが
多いのですよ。 (笑)
花簪、わが家でも咲いてま~す♪
返信削除しゃらしゃらとした花びらと、ほわんと丸い形がほんとに乙女チックで可愛いですね。
毎年冬を越せずに枯らしてしまってはまた買い求めてしまいます。
ひとえさん
返信削除”花簪 ”は 乾燥には 強いらしいけれど、
雨には 弱い との事。
友人たちも 皆、枯らしては購入の 繰り返しとか。
さあて 私の 鉢は いかがなりますやら。
次々に まん丸な 可愛い花 咲かせてくれるので
楽しませて もらっています。
ちょっと 愛嬌 振りまき過ぎるかな? (笑)
本日偶然、出先の町の花屋さんで「花簪」と、感激の対面をしてきました。思ったよりずっと小さくて、乾いた花びらの割りに、黄色のしべは、こんもり生々しく、控えめな甘い香りは、フリージアや水仙より好ましい、、。 ムギワラギクとの違いがよくわかりました。
返信削除偶然といえば、花屋を通りかかるちょっと前の道端で、軽くて握り具合のよい、倍率の高い虫眼鏡を拾いました。
44番教室さん
返信削除”花簪”との初対面 果たされて、おめでとうございます。
出会っていないと なんとも もどかしいですもの。
花簪の 印象が 好ましかったことを 嬉しく思います。
私も 野の花に 興味をもちだしてから、 ルーペを
購入したのですが、 倍率が低く、もう少し 高度な
物をと、 願っています。(笑)
こんばんは。ぶら~りといつも気が向いた時だけですが・・・。
返信削除「花簪」も、ここまで見惚れられちゃ本望でしょうね。
庵主さま
返信削除お久しぶりで~す。
花は こちらが 見れば 見るほど、惚れれば
惚れるほど、 嬉しいことに 相性がよく、
お付き合いが 密になってきます。
こちらが 勝手に のぼせているだけですが。
人は そうは 上手く 行きませんね。 (笑)
ウゥーッ...胸の古傷が痛みます。
返信削除44番教室さん
返信削除ごめんなさい。
知らないうちに あなたを 傷つけたかしら?
それって 随分と むか~しの 話では なかったかしら?
よほど 素敵な 方だったのでしょうね。
そういう思い出が あるだけで 幸せな ことですよ。