キンポウゲ科 トリカブト属 日本・中国・朝鮮半島 原産
名の由来は 雅楽の奏者が 錦製の鳳凰をかたどった冠をつけていて
それが ”鳥 兜”と よばれており、この花の形が 似ていることより。
英国では ”ヘルメット・フラワー”と 呼ぶ。
この花の 複雑な形は マルハナバチに 花粉を運んでもらうための
手の込んだ 装置 とか。
「 不美人な女性を 俗に ”ブ ス” と いうが、ブスの語源となった
植物こそが、 美しい トリカブトである。
ブスとは ”附 子” と 書き、 トリカブトの 塊根のことである。
トリカブトは 猛毒を持ち、 誤って 口にすると、 神経系の機能が
麻痺して 無表情になる。
この表情から ”ブ ス” と 言われるようになった。」
( 稲垣栄洋著 「 残しておきたい ふるさとの野草 」 より )
今から 18年前の話。 北アルプスに 初挑戦、 白馬岳だ。
大雪渓を これまた 初めての 軽アイゼンを ガシッ、ガシッ と
いわせての雪渓歩き。 おっかなびっくりの足元だが、心はルンルン。
涼風を 心地よく 身体に 感じ、 雪渓を 登りつめると
そこは お花畑が 一面に広がる 葱平 (ねぶかっぴら)。
色とりどりの 美しくも 愛らしい 花々が、 優しく 風と 戯れ
短い夏を 謳歌していた。
その中で 不思議な魅力を 放っている 青紫色の 個性的な花
それが “ ミヤマトリカブト ”。
この花による 殺人事件が 記憶に 新しい時期だったので、
ゾクゾクしながら 見入ってしまった。
” トリカブト ” の花は こちらの思惑など どこ吹く風かと 澄まし顔
妖艶な 美しさを 漂わせ、 私を とりこにした。
晩秋の鹿沢で見たい花の一つです。何とも言えない毒々しさの漂う青色、これに魅せられて信徳はまた9月中旬に鹿沢まで出掛けます。この花だけは自宅では栽培したくはないですね(笑)。
返信削除信徳さん
返信削除少し おどろおどろしい画像を お見せしたかも
知れません。ごめんなさい。
一見は 楚々とした 美女なのですよ。
思わず、家に連れて 帰りたくなるような。
鹿沢で 逢えても 遠目で 見るだけに
なさってくださいね。
こんばんは お忙しそうですね。
返信削除私がトリカブトの名前を覚えたのは推理小説の殺人事件でした。
美しい花ですが毒を持つのですね。
たかようじさんは白馬岳でミタマトリカブトを見られたのですか。
私は5年前 大阪の自然成人大学主催の”白馬塾”に参加し
栂池や八方尾根で花めぐりで五日間過ごしました。
この塾に参加したことが契機となり私のブログが生まれました。
栂池には再度足を運び トリカブト等の花を眺めてみたいです。
こんばんは。
返信削除時々、花の名は由来から当て字のものがありますが、今回の鳥兜は
読みのままなのですね。毒殺事件からかその名が少し記憶に残って
います。花を見るのは今回が初めてでめずらしい形ですね。
”ブス”の由来がトリカブトからとは知らなかったので勉強になり
ました。今後も珍しい花の紹介を期待しています。
「きれいな花には毒がある」花は綺麗だから
返信削除食卓の皿に盛られている記憶がありません。
花は目で食し、心の空腹を満たしてくれるので
消化・・・心が和む
綺麗な花に毒があってもいいじゃない。
shuuterさん
返信削除盆明けに 東京在の高校時代の同窓生が はじめての
北アルプスで 白馬に 挑戦しました。
その話を聞いているうちに ”お花畑”が 浮かんで
来たのです。
白馬は 本当に 高山植物の宝庫です。
shuuterさんに とっても ご縁の深い、大事な
場所ですね。
H.Kmrさん
返信削除優しいコメント ありがとうございます。
それに甘えて もうひとつ、お話を。
「鳥兜は 白山修験者のメシのタネである。
根を乾燥させたものが、烏頭(うず)、附子で
石見銀山の砒石と共に、人に一服盛る時の
代表選手だった。
アイヌが 鳥兜を毒矢にして熊狩りに用いたのは
事実である。」( 高橋治 著 くさぐさの花 )
ぶらり爺さん
返信削除たしかに おっしゃる通りですね。
>綺麗な花に 毒があってもいいじゃない・
ヨーロッパでは トリカブトは 月・大地・
下界・を司る 女神 ヘカテの草とされ、
庭先には植えないようにしているそうですよ。
なかなか 出会えない 美しい花です。
トリカブト、猛毒の花だという目で見ると一層妖しさが増しますね。
返信削除伊吹でも咲き始めていました。
高い山を登りつめたところでのトリカブトの群生。
一歩一歩苦労して登った頃には、この猛毒を利用してなどと言うよからぬ思いなど浮かびようがないのかもしれませんね(笑)。
ほんとに魅力的な花姿です。
「綺麗なものには毒がある」の典型みたいな植物ですね。
返信削除その毒性を逆手にとって漢方薬にするというんですから昔の人はすごいですね。
トリカブト、名前だけは知っていました。だってわたしは推理小説大好き人間。花も恥らう?中学生時代からどっぷりはまっていましたから(笑)
返信削除アガサ・クリスティは砒素を多く使っていましたが・・・。
四谷怪談のお岩さんが飲まされたのが、トリカブトだったらしです。
たとえ毒があっても花はステキですね。一度見てみたいです。
ひとえさん
返信削除ひとえさんが ご覧になったのは イブキトリカブト
でしょうか?
鳥兜は ミヤマトリカブト、ハクサントリカブト、
エゾトリカブト、ツクバトリカブト・・・などなど
種類が多いですね。
それぞれの土地に 固有種があるのでしょう。
いずれも フラフラッときそうな 妖しい、美しい
花ですね。
長さん
返信削除おっしゃるとおり、昔の方の知恵には
驚かされますね。
トリカブトの根は 漢方では なくてはならぬ
重要な薬物で、体力の弱った人の強心薬、鎮痛薬と
して 素晴らしい効力を 発揮するそうですね。
柿八年さん
返信削除ミステリーが お好きですか?
私は 怖がりで 少々 弱いです。
お岩さんとは 驚きましたね。ああ、あの顔を
思い出さないように しなくては。(笑)
白馬や 北岳 登山は 無理でしょうが、高山の
山麓の 高原などでも 出会えますよ。
ぜひ あの 妖気を秘めた花に 逢って欲しいです。
トリカブトと言えば、やはり、沖縄保険金殺人事件や松本サリン事件を思い出します。猛毒と聞いていましたが、こんなに神秘的な花だったとは、、、。
返信削除「鳥兜」の由来も今回初めて知り、あらためて写真を見ると、何だか、二つの花が「頭の中将」と「光源氏」が雅楽「青海波」を舞っている姿に見えてきました。
18年前の北アルプスでのミヤマトリカブトとの出会いの件、私もドキドキ読ませていただきました。
「六花亭」の包装紙の花々のデザインのひとつにエゾトリカブトがありますね。寒い地方の物ほど毒性が強いとの事ですが園芸品種のハナトリカブトも全草有毒。「必ず手袋をはめて取り扱いに注意」と説明書が付いてても、愛好家が多いらしい。
44番教室さん
返信削除笙、ひちりきの 妙なる音に合わせて、青海波を
優雅に舞う、光輝く美男子の 「光源氏」と「頭の中将」。
しばし 平安の御代に 遊ばせて頂きました。
”六花亭”のチョコレートの花柄の包装紙、大好きですが、
その中に エゾトリカブトが 描かれているなんて
思いもしませんでした。
貴重な情報、ありがとうございます。
ご無沙汰の上に、突然のコメントお許しください。
返信削除気まぐれさが、そのまま地で行ってる感じで、まっことお恥ずかしい限り。
トリカブトの物語、しかと心に留め置きます。
以前、山に入りトリカブトを少しだけ、・・・半日ほど舌は痺れ感覚がなくなり、何とも言えない不快感でした。
それ以降は、そのような人体実験は止めています。
また、よろしくお願いします。
匿名さま
返信削除コメントありがとうございます。
それなのに お返事が 大変遅くなり、
申し訳ございません。
私も 九月は 多々ありまして、パソコンに
向かう時間なく、気がつけば 金木犀の香る
十月となりました。
ボチボチとしか 記事は UPできないと思いますが
今後とも よろしくお願い致します。
それとくれぐれも このような 怖い 人体実験は
止しに なさってくださいませね。(笑)